木こりの山仕事体験ツアー2018 in くりこま ~建築家はやっぱり山に行け~

みなさま、こんにちは。小野寺です。
 
今年もあと少し。
終わりよければすべて良しの精神で、頑張りましょう。
 
 
久しぶりの更新となってしまいましたが、先日スタッフとして参加した「木こりの山仕事体験ツアー」について書きたいと思います。
 
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布施ブログ「木こりの山仕事体験ツアー 2018 in くりこま ~充実の料理~ 」
 
 
5月に参加した皮むき間伐ツアー同様、今回のツアーでも感じたこと。
 
それは、「建築家はやっぱり山へ行け」でした。
 
 
山に行き、林業に関わる人たちの話を聞き、木を伐る。
 
私はこの体験をし、設計への向き合い方が変わりました。遠く宮城の森へ、想いを巡らせるようになりました。
 
やっぱり、日本にたくさんある木を使うべきです。
 
適切に使うことで、それが山の環境を守ることにつながります。山の環境を守ることは、人の暮らしを守ることにつながります。
 
もちろん、いろいろあります。設計してると、本当にいろいろあります。
 
でも、建主様の暮らしはもちろんですが、山のことや木こりさんのことを考えながら設計できたら、素敵じゃないすか。
 
その「素敵」を建主様と共有しながら進めていけるなんて、本当に幸せなことです。
 
建築をつくることで、いろんな人が幸せになり、社会が豊かになる。そうありたいです。
 
 
 
私は、建築の力を信じたいです。
 
建築の力で、すべてをより良くしたい。そう思っています。
 
建築家は、形のない複雑な全体をまとめ、形ある建築として答えを出すことができます。
 
答えを出すまでの間に、いろんな人と助け合います。その横のつながりこそが、とても大切です。
 
ひとりでできることなんて、ひとつもありません。
 
 
 
だからやっぱり、建築家は山に行った方がいい。
 
信念を持って山と向き合い、社会のために働く林業者のことを知るべきです。
 
自分が図面で指定している、その材料のこと。どれだけ知っているのでしょう。その材料の故郷を知るべきです。
 
 
 
まあ、とは言いましても、まずは気軽に行きましょう。
 
お酒でも飲みながら、みんなで楽しく話しましょう。
 
 
 
 
そろそろお気づきかもしれませんが、みんな、いい顔してるんです。
 
それこそが、山からの一番の恵みなのかもしれません。