・竣工年:2010年
・所在地:東京都文京区
・構造:RC造(外断熱通気工法)
・規模:5階
・建設会社:丸二
文京区の静かな住宅地にある、江戸時代から続くお寺の建て替えに際し計画された、集合住宅とお寺の複合建築。
100年定期借地権によるコーポラティブ方式でのエコヴィレッジ(集合住宅)との融合により、かつて地域のコミュニティの場としても機能していたお寺のあり方を取り戻すきっかけになればと考えている。
外壁は固練りの高耐久コンクリートの外側に自然素材系断熱材と通気層を設け、仕上げとして焼杉やしっくいを施している。
集合住宅外観。焼杉としっくいの外観、階段室は2種類の形状のガルバリウム鋼板をボーダー状に張り分けしている。
寺院外観。焼杉と木格子の外観。
集合住宅エントランスと寺院本堂外観。
寺院エントランス。ネパール和紙(ロクタ)によるアート作品を建具に挟み込んでいる。
協力:シムーン
寺院エントランス。ベンガラ入りしっくいの象徴的なR壁が出迎えてくれる。
寺院向拝。階段を上がると、正面にステンドグラス、横には木格子を通して緑が広がる。
寺院本堂。鳳凰のステンドグラスと光ダクトによる間接照明。
寺院本堂。既存寺院の天井絵を再活用した格天井。
庫裏玄関。トップライトによる明るい玄関。
庫裏。30㎜厚の杉の無垢床とでんぷんノリで張った布クロス。
共用階段。寺院を意識した赤い格子。
屋上。雨水利用も可能な屋上菜園。